はじめまして。骨格診断アナリストの棚田トモコです。このたび、こちらでコラムを連載させて頂くことになりました。

 まずは私の簡単な自己紹介をさせて頂きます。私は、主に女性ファッション誌、CLASSYJJを中心にファッションやビューティ企画、著名人のインタビュー記事の執筆などを企画、執筆しております。骨格診断に出会ったのもCLASSY.の企画で代表の二神弓子さんに取材をさせてもらったのがきっかけです。

それは遡ること、4年前。2016年の5月号の『似合うシャツは〝骨格〟で決まる』企画にて、〝骨格診断〟に基づいたシャツの選び方、着こなし方を紹介したのがはじまりです。
読者ターゲット層である20代後半から30代の女性にはそれほど馴染みのなかった〝骨格診断〟のメソッドですが、読者からは「なぜ自分にこの服が似合わないのかがわかった」「自分に似合う服がどういうものなのかが納得できた」という好意的な感想が。
モデルが着ている服と同じものを着てはみたものの、なぜか似合わない…そしてその理由がよくわからない…これまでモヤモヤさせられていたそんな疑問は、どうやら“骨格タイプ”によるものであるという答えが出たわけです。
以来、骨格診断企画は、確実に役立つ企画として支持されるようになっています。その広がり方は他誌でも紹介されるほどの人気です。

 私が携わっているCLASSY.は、お洒落が好きで、ファッションアディクトとは言わないまでも、これまで挑戦と失敗を繰り返しながらも、自分の好きなテイストがなんとなくわかってきた大人の女性がメインターゲット。
紹介する着こなしは“ベーシックアイテム”をより今っぽく仕上げるためのスタイリング方法が中心です。
その多くはスタイリストのセンスを活かしたコーディネートの見本帳的なものや、婚活している読者に向けての“モテ服”、つまり男性の意見を汲み取ったコーディネートの紹介です。
日常に溶け込むけれど、華やいで見えるコーディネート、楽ちんだけど洗練されて見えるスタイリング、男性の心を掴むような着こなし…もちろんトレンドを大人らしく取り入れる方法を紹介する企画も。

そんな企画を待ち望んでいる読者に、なぜ一見地味に見えて、お勉強っぽい企画が、響いたのか。彼女たちは、「なぜ似合わないか」の答えの先にある、“自分らしいお洒落”を求めているのです。確実に歳を重ねているからこそ、トレンドだけではない、誰かの真似ではない、自分に似合って、しかも洗練される方法を知りたいのです。

自分のコーディネートにそのシーズンのエッセンスを取り入れることはもちろんスタイリングを更新するために大切です。いくらお気に入りのコーディネートでも、何も変えなければ古いものになってしまいますから。
けれど、大前提として、そのコーディネートが“似合っている”ということは、もっと大切。それは、自分を知っているということを体現することでもあります。

大人であればあるほど、自分に似合うものを身につけていることが重要になってきます。
似合わないものを身につけているというのは、自分の良さをイマイチ発揮できていないということだけではなく、大人として、自分を理解できていないということにつながるのです。
素敵に歳を重ねていきたくありませんか?
自分に似合うものを理解し、それをきちんと“自分のモノ”として身につけ、体現できている方々には人としての奥行きがあると思います。
そして私はそこに大人の女性としての品や知性を感じます。もっと言えば、そういう大人の女性に私も憧れます。若さは確実になくなるからこそ、そんな術を身につけたい。
だって、どうやら人生は100年時代ですから。

 長くなりましたが、骨格診断メソッドは、私たちが素敵に年齢を重ねていく手助けをしてくれます。そもそも何を着ていいかわからない人はもちろん、もっと洗練されたい人も骨格診断を知ることで人生がもっともっと輝き出します。そしてICBIを卒業した骨格診断アナリストたちはそんなお手伝いができる、そう信じています。

写真は骨格診断ファッションアナリスト養成講座のテキスト。ここにたくさん詰まった骨格診断の知識と私がファッション雑誌で培ってきた知識が皆様に届けるようなコラムをお届けしたいと思います。

 


棚田朋子

神奈川県出身。愛称は〝ティナ〟

光文社CLASSY.やJJなどを中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断アナリスト協会(ICBI)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格診断アナリスト〟としても活動中。