骨格診断ストレートタイプ、講師・イメージコンサルタントの小嶋加代子さんのコーデ。「夏はリネンを着たいけど、ストレートだから似合わない」そんな風に避けていませんか?加代子さんのリネンスカートコーデで、似合わせポイントを解説します。

 

1 :そもそもリネンとは?

リネン(亜麻)とは麻の一種で、サラリとした質感が人気の植物繊維。天然の吸汗速乾素材と言われるほど、水分をよく吸収して通気性がよく、乾きやすい特性があります。触った感じもさわやかで、暑い気候の地域や夏に多く使用。コシがありかたい風合いの、独特なシャリ感が特徴です。

 

2:ストレートとリネンの相性は?

筋肉由来のリッチなハリが特徴のストレートタイプ。かたくて反撥(はんぱつ)するようなシャリ感が特徴のリネンは、ご自身の質感と相性△。安価なものを着ているような、もったいない印象になりがちです。とはいえ全て「似合わない!」「着られない!」と排除する必要はありません。大事なのは素材よりも素材感。さらに近年は多様な風合いの製品がつくられています。

 

3:リネンを似合わせるポイント4つ

全体イメージのゴールと、ファッションコーディネートの3要素「色・形・素材」の計4つのポイントに注目してみましょう。

【イメージゴール:きれいめを演出】
シック・高級感というイメージキーワードがお似合いのストレートタイプ。ラフ・カジュアルなイメージに振れても、本来得意とするキレイめな印象を演出するように心がけて。洗練感が保たれます。加代子さんのようにタイトなヘアスタイルや、お仕事モードで使える鞄を投入するのも◎目指すはきれいめカジュアルです。

【色:リッチカラーorメリハリカラーをセレクト】
色はそれぞれ得意なイメージをもっており、同じリネンアイテムでも色によって与える印象が異なります。淡い色や亜麻色(下図)などナチュラルカラーは、特有の素材感が目立ちやすい傾向。高級感を与えるブラックや暗い色、コーディネートにメリハリを出すビビッドな色は、風合いを出しすぎずスタイルを引き締めてくれる効果があります。自分のパーソナルカラーではなくても、ボトムスは顔映りには影響しないので安心。


【デザイン:広がりをおさえた「I(アイ)ライン」シルエット】
広がりや膨らみがあるデザインを着ると、着太りして見えがちなストレートタイプ。リネンアイテムはボリュームが出るアイテムが多いので、試着時には膨張見えしていないか念入りにチェックしましょう!

【素材感:混紡素材で上品なもの】
加代子さんが着用しているスカートは、レーヨン77%、リネン33%のミックス素材。リネンの爽やかさを感じながらも、しなやかな素材感で上品な印象のスカートです。100%リネンを選ぶときは、粗さよりしなやかさを感じるものがマッチ。見た目や触り心地で風合いを確認しつつ、商品表示もチェックしてみて。

 

以上、リネンファッションの似合わせポイントを解説いたしました。ご年齢やキャラクターなどでも個性が異なるので、たくさんお手にとって試着してみて下さいね!

 

・ニット(2018年購入)/ユニクロhttps://www.uniqlo.com/jp/ 

・カーディガン(2018年秋冬セールにて購入)/スピック&スパンノーブルhttps://baycrews.jp/item/list?q_skeywd=Spick+and+Span+Noble&q_mtype=1

・スカート(2019年春夏セールにて購入)/ザラhttps://www.zara.com/jp/

・バッグ(2019年春夏購入) / ザラ

・バッグストラップパンプス (数年前購入)/ザラ

・サングラス(2019年春夏)/ユニクロ

・ピアス(2019年春夏)/エイチ&エムhttps://www2.hm.com/ja_jp/index.html

 

[写真のご協力]

講師・イメージコンサルタント小嶋加代子さん(骨格タイプ:ストレート/パーソナルカラー:スプリング)骨格診断のプロを育てる加代子さん。レッスン後には、受講者のみなさんが着こなしアドバイスをもらいに駆け寄るほど、わかりやすくて愛情たっぷりの人気講師です。

骨格診断ファッションアナリスト認定協会では、各種イベントやセミナー、講演会や書籍出版・監修など、お客様のお望みに合わせて骨格診断メソッドをご提供いたします。


この記事を書いた人

近藤なつこ

イメージコンサルタント

一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会理事

パーソナルカラー、骨格診断のプロ育成講師として、そして一人ひとりがもつ輝きのタネと魅せ方を伝える骨格診断伝道師として活躍中。