講師・パーソナルスタイリスト清水由美子さんのコーディネート。「ストレートに似合う服って流行と違う着るものがない」骨格タイプを分かってから、さらに悩みが増えていませんか?正解にとらわれず”その人らしいスタイリング”の先生でもある由美子さんのコーデで、持ち味を生かして流行を上品に取り入れるコツを3つご紹介します。

 

1:肩のラインをきちんと取る

トップスはボリュームタイプのプルオーバー。(プルオーバーとは前後に開きがなく、頭からかぶって着るデザインのこと)ストレートタイプのメリハリボディは服のシルエットを拾ってしまう傾向ゆえ、ボリューミーな服は膨張見えの危険があります。そこで由美子さんは「肩のラインをしっかり取る」デザインをチョイス。ショルダーラインは全体のシルエットに影響を与える大事な部分。このラインの特徴が、着痩せと着太りのカギを握ると言っても過言ではありません。例えば肩のラインが腕に落ちているドロップショルダー。これは丸みを帯びたラインが出るので、ストレートタイプの身体は着太りしてしまう形。肩のラインをしっかり取る事でメリハリボディを上品に縁取りし、スッキリとした印象を与えます。

プルオーバー(2019年春購入)/リエス https://store.melrose.co.jp/shop/liesse

 

2:自分にとってのジャスト丈を選ぶ

身体の重みが上の方に偏るストレートタイプ。美しい膝から下がスッキリと出るスカート丈がスタイルアップします。とはいえ世間でささやかれる「30歳過ぎたら膝を見せるべからず説」。膝見せが流行中ならともかく、今の流行は長め丈。膝丸出しは違和感を与えかねません。画像の丈はスカートならば由美子さんにとってのジャスト丈と教えてくれました。年齢的に「はしたなくならないように気をつけている」そう。上品さを優先させて膝を隠しつつ、骨格診断理論を生かして全体を軽やかに見せる丈感。パーソナリティと理論を融合させた着こなしは、見た目にも気持ち的にも美しくいられます。

スカート(2018年春購入)/バナナリパブリック https://www.bananarepublic.co.jp/

 

3:得意な素材感で整える

ショッピングに行くと、ついつい素敵なデザインに目を奪われてしまう人が多いかもしれません。骨格診断を知ってからは、さらに素材感にもスポットライトを当てて服を選びましょう。自分自信とアイテムの素材感との馴染みは、好印象にも洗練感にも欠かすことのできない要素。ストレートタイプにとって似合わない素材は、チープに見えてしまったり品がダウンしてしまいます。由美子さんが着ているプルオーバーの素材はポリエステル100%。ナイロンに次いで強度がある繊維といわれていて、弾力性やシワになりにくいのが特徴です。ポリエステルならどんなものでも似合うわけではありませんが、キレイめで程よい厚みがあるものを選べば◎服のデザインに遊びをもたせても、全身キレイめの素材感で整えれば正統派美人の完成です。

 

以上、持ち味を生かして流行を上品に取り入れるコツ3選でした。教科書や実用書はわかりやすいように正解が並べられていますが、「理論は個性を生かすためにある」と考えて0K。 数ある服の中から、自分の持ち味を生かせるポイントを見つけて下さいね。

 

おまけ。ストレートは紺ブレが得意。

ブレザー(数年前に購入)/バビロン http://www.dot-st.com/babylone/

 

[写真のご協力]

講師・パーソナルスタイリスト清水由美子さん(骨格タイプ:ストレート/パーソナルカラー:スプリング)「持ち味を生かせる服が見つからない…」とお困りの方は由美子さんにお気軽に相談してみて。写真はカッコよくキマっていますが、いつも明るくおしゃれでキュート。真心で対応してくれるパーソナルスタイリストです^^

 

骨格診断ファッションアナリスト認定協会では、各種イベントやセミナー、講演会や書籍出版・監修など、お客様のお望みに合わせて骨格診断メソッドをご提供いたします。

 


この記事を書いた人

近藤なつこ

イメージコンサルタント/一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会理事。パーソナルカラー、骨格診断のプロ育成講師として、その素晴らしさや一人ひとりの輝かせ方を伝える骨格診断伝道師として活躍中。