骨格診断をつくった、ICBインターナショナル代表取締役・当協会代表理事二神弓子のコーディネート。「ウェーブは可愛い服しか似合わないでしょ?」それって実は誤解なんです。大人には大人のウェーブがある!40代サマーウェーブの辛口コーデを解説します。
はじめに:服選びは【色・形・素材】の3要素を切り口に考える
ウェーブに似合うジャケットと言ったら、卒園式のお母さんスタイルを連想しがち。確かにファンシーツィードのノーカラージャケットは似合うけど、それだけではありません。
似合うアイテムが何かだけではなく、覚えてほしいのは3つの切り口。服は「色・形(デザイン)・素材」の3要素から構成されています。「どんな色?どんな形?どんな素材?」という視点で服をチェック。例えば画像のジャケットなら、「やわらかい白の、コンパクトな形の、ストレッチ素材」。この3要素が自分の身体とマッチするほど、服が似合って見えるのです。
似合う色が分かるのがパーソナルカラー。似合う形と素材が分かるのが骨格診断メソッド。さらに骨格診断では素材を「素材感」として捉えます。同じ綿でもアイロンが効いていて「パリッとした感じ」のものがあれば、洗いざらしで「クシュクシュした感じ」のものがある。この「感じの違い」を見て触れて、じっくり確かめて下さいね。
ジャケット:コンパクトタイプのストレッチ素材
身体が薄くてなだらかなボディラインのウェーブタイプ。短め・細め・小さめなど「コンパクトデザイン」がスタイルアップします。特に大切なのは「ボディラインを隠さない」こと。絞りがあるものやタイトなデザインを選べば、全体が締まって大人の説得力が高まります。手首が見える抜け感丈が◎インナーとジャケットの色を、同系色やなじむ色にするのもオススメ。テーラードの直線感や、Vゾーンの深さが目立ちません。
ウェーブタイプのやわらかい質感には、やわらかな素材や薄手で繊細なもの、エアリーなボリューム感がなじみます。薄い・透ける・伸びる・光るなどといった、合成素材や「変わり種素材」がオススメ。あなた自身を華やかに魅せてくれます。
ボトムス:ドレス見えする【フレアのとろみパンツ】
似合わないパンツを選ぶと脚が短く見えてしまったり、下腹部分がのっぺり広がって見えてしまうことが。カッコ良くパンツスタイルをキメるなら、ドレスのように見える華やかなものを選んでみて。やわらかい素材のフレアーで、ギャザーやドレープなどひだがある「デザイン性が高いもの」が◎ハイウエストも忘れずに。
パンプス:白っぽいベージュでハズすのがコツ
ジャケット、パンツ、バッグはブルーベースのクールカラー。ここでパンプスもキリリとした白をもってくると、くどい感じや近寄りがたい印象に。全身クールカラーのときは小物でハズすのがコツ。白に近いベージュを投入することで、やわらかい大人の余裕が現れます。
以上、40代サマーウェーブの辛口コーデを解説しました。ファッションを構成する「色・形・素材感」の3つをチェックして、しっくりくる服を見つけて下さいね。
*おまけ*
ライトグレー、薄手のスェード素材、まるでひざ下丈のワンピースのような軽やかさ。40代サマーウェーブ辛口春アウターは、これできまり!
[写真]ICBインターナショナル代表取締役・当協会代表理事二神弓子(骨格タイプ:ウェーブ/パーソナルカラー:サマー)
この記事を書いた人
近藤なつこ
イメージコンサルタント
一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会理事
パーソナルカラー、骨格診断のプロ育成講師として、そして一人ひとりがもつ輝きのタネと魅せ方を伝える骨格診断伝道師として活躍中。
二神弓子/丸田久美子/
森本のり子/寺尾智子
2017年1月18日初版発行