明けましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願い致します。

みなさま、あっという間に2024年。どんなお正月でしたか? 新しい年の第1回目のコラムなので、この一年がより充実したものになるようなものをお伝えできればと思いながらパソコンに向かっております。何を書こうか色々と考えましたが、今回はランジェリーのお話をさせてください。なぜなら、身につけるそれ次第でこの一年を心地よく過ごせるかどうかが決まると言っても過言ではないからです。

 

私は以前、雑誌の取材で“開運下着”という企画を担当したことがあります。その時に取材をさせて頂いた風水の先生に、下着の大切さについて教えて頂きました。風水では、人は肌に触れるものから運をダイレクトに受け取り、見えないところから漂う気がその人の印象になると考えられているそう。つまり、肌にダイレクトに触れる下着は、運気を確実に左右するということです。逆に言えば、身につける下着を変えることで運気はぐんとUP! また、新しい年を迎える際、どんな下着をつけているかでその年の自分の印象が決まるとも言われていると聞き、それ以来大晦日から新年にかけて新しい下着で過ごすことがお決まりになりました。ちなみに、これは日本に限ったことではなく、例えばスペインではお正月に赤い下着を着ると福を呼び込むと考えられていたり、イタリアでは大晦日に親しい人と赤い下着を贈り合う習慣があるそう。ということで、1229日とか、30日とか、一年が終わるギリギリ、二歩手前くらいのところでランジェリーショップに駆け込むのが私の年末のイベントの一つになっていて、12月を過ぎる頃には私の頭の片隅にはいつも“大晦日に身につける下着を買う(できればラッキーカラーにもあやかっておきたい)“というメモがあるのです。

 
例に漏れず、2023年もふんわりと新しく購入する下着のことを考えはじめた12月の頭に、ICBIYouTubeチャンネル『be WOMAN channel』の撮影がありました。年に何回かお邪魔するこの撮影では二神先生をはじめ、近藤なつこ先生や講師の皆さまにお会いでき、ふんわりとした近況報告会になるのですが、この日は二神先生が創業90年のメーカー“LECIEN(ルシアン)”のFrameey(フレーミー)というブランドと共同開発をして、骨格タイプ別のランジェリーを作ったということが話題に。控室では各骨格タイプそれぞれが抱えるバストについての悩みで盛り上がったのは言うまでもありません。これまで下着の話を骨格診断アナリスト同士で話す機会はありませんでしたが、確かに骨格タイプ別に下着にもより合うものがありますよね。そこでの話はとても新鮮で、骨格タイプストレートの私の持つ悩みとは全く違うものでした。例えば、ウェーブタイプの方は、パット入りのブラをしたときにぴったりとしたニットを着ると、ブラジャーと肌との境界線がわかりやすく出てしまって、それが気になるとか。ナチュラルタイプはバージスラインという下乳のカーブが広いため、ブラジャーに胸が収まらないのだとか。しかもワイヤーデザインのブラジャーだとワイヤーがあたって痛いし、長時間つけているとブラジャーがずれて困ると。そんな話に驚き、合わないブラジャーで一日を過ごすことを想像してみたら、一瞬で疲れが出ました。となるとリアルにそれを体験しているナチュラルタイプの方は、一刻も解決したい問題ですよね。改めてどの骨格タイプもそれぞれに悩みがあるんだなと実感したエピソードです。ちなみにストレートタイプの私は胸が大きく見えるのが悩みで、“寄せて上げる“というような設計のものをつけると、余計に胸が強調されるので、その状態で服を着ると、シンプルなTシャツとかニットでもなんか太って見えます。けれど、骨格タイプの特徴を考えて作られたこちらをつけると、バストの下垂はカバーしつつも必要以上に盛らないので、胸元はすっきり。優しく包み込まれているけれど、きちんとホールドしてくれているので安心感もばっちりです。ちなみに、ウェーブタイプの方のものは柔らかな肌の持ち主ならではの悩みに寄り添っていて、バストの流れをしっかりと支えてくれるように工夫がされているだけでなく、パットを入れたことでブラジャーのカップの上部が浮くことはなく、自然にバストをボリュームアップ! ナチュラルタイプの方のものはL字型のワイヤーを採用することで痛くなりにくかったり、よく伸びる素材で心地よくつけられるようにしてくれています。もちろんこれらの設計は多くの方の体型を基にしたもので、全ての方に当てはまるものではないかもしれませんが、間違いなくブラジャー選びの指針になることは間違いありません。下着も骨格タイプを念頭に置いてセレクトすることで、自分にぴったりの一枚に出会えるはず。洋服でのスタイルアップの仕方はもちろんですが、ブラジャーも自分に負荷をかけずにバストラインを美しく見せてくれるもの、悩みを解決してくれるものを身につけて、自身を持って心地よく過ごしたいですよね。今年はぜひ、下着にもこだわってご自身の体型の良さを引き出してみてはいかがでしょうか。生活のクオリティまでも上がるはずです。

 

骨格タイプストレートの私の胸を自然に寄せて、胸の形を整えてくれるFrameey(フレーミー)のブラジャー。ホワイトは背筋がピンっと伸びて一日が気持ちよくスタートできるのを実感しています。

 

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棚田トモコ

神奈川県出身。愛称は〝ティナ〟

光文社CLASSY.やJJなどを中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断アナリスト協会(ICBI)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格診断アナリスト〟としても活動中。