突然ですが、皆さんは“サスティナブル”な何かを実践していますか? ファッション雑誌やライフスタイル雑誌をはじめ、テレビなどでも耳にすることが多くなった“サスティナブル”という言葉。もはや聞き慣れたという方も多いのでは? 念のために後ほど少しだけこの言葉の意味に触れさせて頂ければと思いますが、とりあえず詳しく知らないにしても「どうやらそれは、地球にいいことらしい」ということを想像するのではないでしょうか? この“サスティナブル”について考えるとき、私はいつも「“骨格診断メソッド”は地球の未来にもひと役買う」と本気で思うのです。

 

 “サスティナブル”とは、“Sustain(持続する)と“able(できる)を組み合わせた英単語です。もともとはビジネスシーンで使われていた言葉だったのが、1987年に開催された『環境と開発に関する世界委員会』という会議で「サスティナブル・デベロップメント(持続可能な開発)」と使用されてから環境用語として定着し、少しずつ注目を集めるように。大きく広がったきっかけは2015年に国連で採択された、SDGs(エス・ディー・ジーズ)。これは“Sustainable Development Goals”(持続可能な開発目標)の略で、国連に加盟する193カ国が2016年から2030年の15年間で掲げた目標のことです。その中には貧困をなくすこと、気候変動に具体的な対策をすることなど17つの目標とそれを達成するための169の具体的な事項があります。このSDGsをもとに各国がそれぞれの目標を掲げ、その達成に向けてさまざまな取組をはじめたことで、世界中に“サスティナブル”の動きが広がりました。

 

 スーパーやコンビニのレジ袋が有料化されて、エコバッグを携帯することがすっかり当たり前になり、コーヒーチェーンに行く時もマイボトルを持参すると少しだけ割引を受けたり。ファッション界でも“エコファー”や“エコレザー”が主流になったり。私たちも意外にサスティナブルな活動に取り組んでいますよね。でもほかにもできることはたくさんありそう。では私たちが無理なく続けられるサスティナブルの活動とはなんでしょう? ファッション誌でもたびたび話題に上がる“私たちが地球のために何ができるか”というこの議題。プラスチックを再利用して作られた、トレンドど真ん中の洋服に身を包むのももちろんエコ活動に貢献するけれど、「自分に似合う一着、お気に入りの一着を長く大切に着るということもサスティナブルである」という人たちも私の周りに多くいます。

 

 コロナウィルスの影響もあって、洋服選びの基準はトレンドに左右されないベーシックなものや上質なものをセレクトする方が多くなりました。そして「誰かと同じ服を着たい」というよりも「自分に似合う服が着たい」と多くの人の洋服を選ぶ基準は、自分軸になったように思います。だからこそ、骨格診断を多くの方が必要としているのだろうなとも思います。ならば、とびきりお気に入りのものを手にいれて、じっくり育てていくのも手ですよね。

 

 あんなに断捨離が流行ったのに、まったくその波に乗れず、服をなかなか捨てられない私は、ある意味サスティナブルに貢献していると信じています。お値段がはったものも可愛い値段で手に入れたものも全部お気に入りですが、そのなかでもかなりお気に入りで、コーディネートの多く登場するのは、ジョンスメドレーのアンサンブルニット。質のいいハイゲージのニットは、ストレート体型の私の強い味方。はじめて袖を通したのは30歳くらいのときですが、なんだかんだ10年近く活躍しています。洗ってもほつれないし、毛玉ができない。さすが1784年から2世紀にも渡って多くの人に愛されているだけあります。先日展示会に伺ったら、ニットをケアするための「LAUNDRY NET」が発売されていることを教えてもらいました。それは型崩れやのびの防止、摩擦の軽減など市販の洗濯ネットのメリットに加えて、同ブランドのファインゲージニットに特化したものになっているとのこと。ジョンスメドレーのニット1枚がきれいに収まるサイズなので、洗濯中にネットのなかでニットが遊ぶこともなく、摩擦がおきません。また、ネット本体の素材も速乾性が高く、ケアも簡単でクッション性が高い…とにかく機能面もすごいんです! 新しい季節になると、新色のニットを手に入れたい気持ちもあります。でもまずはこの「LAUNDRY NET」で、今あるお気に入りたちを大切にしていこうと思ったのでした。

 

お気に入りのジョンスメドレーのアンサンブルニットと、スターバックスのオンラインショップで購入した限定の桜カラーのタンブラー。どちらも長く大切に使っていきたいアイテムです。

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棚田朋子

神奈川県出身。愛称は〝ティナ〟

光文社CLASSY.やJJなどを中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断アナリスト協会(ICBI)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格診断アナリスト〟としても活動中。